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2011年05月08日

ひとはムーンライダーズについて語る

なにやら初回のマイク・オールドフィールドについて書いた回が好評らしいのです。
何に(誰に)好評なのかというと、Googleで「ブログ マイク・オールドフィールド」で検索すると、このブログがトップに来てしまう始末。始末とか言うな。
そんな訳で、今回も音楽系で行きます。

多分、日本に現存する最古のロックバンドであり、私が一番好きなバンドであるムーンライダーズについて書こうと思います。
長くなるぞ
まあ、長くなるのが予想されるので年代別に書こう。今回は1970年代ね…と思ってたんだけど書き始めてみたらあれよあれよと長文になってしまったので今回はおおまかにメンバーの紹介と略歴について書いた所でおしまいでございます。

まず、ムーンライダーズ自体を知らない人が多い感じがものすごくする。メンバー紹介から。

  • ギター&ボーカル:鈴木慶一(鈴木兄)
  • ギター:椎名和夫→白井良明(りょーめい)(←唯一のメンバーチェンジ)
  • ベース:鈴木博文(鈴木弟)
  • キーボード:岡田徹
  • ドラムス:橿渕哲郎→かしぶち哲郎(←名字をひらがな表記に変更)
  • ヴァイオリン:武川雅寛(通称:くじらさん)
※椎名和夫氏は1stアルバムのみの参加で、2nd以降いませんので、最初からいなかった事にします

さて、このメンバー6人何がすごいのか。まず、全員作詞作曲編曲が出来ます。もちろん全員ソロアルバムも出してます。
バンド内での役割(ギターとか)を一応書きましたが、割と臨機応変に替わったりします。特にヴァイオリニストのはずの武川氏のライブでの八面六臂っぷりはすごい。さらに、トランペットは吹く、繊細なボーカルを歌う、かぐや姫の「神田川」のヴァイオリンパートを弾く、加藤登紀子のツアーメンバーとして参加して移動中にハイジャックに合うなどエラい騒ぎです。いや、最後のは本当にムーンライダーズ最大の危機だったと聞きますが。
「懐かしのあの歌この歌」的な番組でかぐや姫が出演していたら、バックでヴァイオリンを弾いているのはかなりの確率で武川氏でしょう。

  • 鈴木慶一。ムーンライダーズのリーダー、ソロアルバム多数、映画音楽東京ゴッドファーザーズ座頭市(北野武監督の方)』ゲゲゲの女房あたりが有名かと)を担当、映画に出演、CMにも出演、音楽プロデュース多数、ファミコンの「MOTHER」スーファミの「MOTHER2」の音楽担当(「MOTHER」の名曲「エイト・メロディース」で教科書にも掲載される)、高橋幸宏氏とデュオ「ビートニクス」で活動、ソロでのアルバムヘイト船長とラヴ航海士でレコード大賞優秀アルバム賞受賞(このアルバム発売時のライブ、最高でした!DVD出ないかな)、「今の君はピカピカに光って〜♪」、「きいてアロエリーナ♪」、列挙してて思ったのだがなんでこんなスゲー人がリーダーやってるのにムーンライダーズは売れないのか
  • 白井良明。ウルトラサイバーギタリストとして名を馳せる、ソロアルバム3枚、映画音楽担当『20世紀少年』など)、プロデュース業も……さっき書いたような。トリプルネックのエレキギターを作り「ギターギドラ」と名づけるなど、なんか私と趣味が合いそうな気がする
  • 鈴木博文。ソロアルバム多数、著書も多数、そのせいか2chのスレでは「引きこもり」「ニート」などと呼ばれてたり(まあ、実家を改造して「湾岸スタジオ」というスタジオにしてますから)。メトロトロン・レコード(←音が出ます)の社主として、Twitterでの書き込みが多いUstreamで唐突にリハーサルを兼ねたソロライブを始める事も。なお、博文氏は声と作曲した歌に特徴があり過ぎるので、初見で「あ、鈴木弟だ」と気づく事が多かったりする
  • 岡田徹。プリンセス・プリンセス(プロデュース)、クラッシュ・バンディクー(テーマソングの作曲)、「じょん! プレイステーション」、イヴの時間音楽担当、ドコモダケのうた。どれか一個は必ず誰でも耳にしているはず
  • かしぶち哲郎。この項目長くなるよ。俺のイチオシ。それだけにこの人の紹介を釣りバカ日誌5〜10』の音楽担当という紹介から始めなければいけないのがちょっとツラインダ。しかしライダーズ周辺の中ではアグネス・チャンのバックバンド時代と並んで一番知られている仕事でもあるので。アニメでは機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争が有名かと。私も見ました。嘘だといってよ、バーニィ!!それはさておき。著書としてロックドラムの教則本出してます。もちろん持ってます。ソロアルバムも多数発表。『fin 〜めぐり逢い〜』がすげえ好き。ムーンライダーズのベストとして鈴木慶一氏の「SINGS MOONRDERS」(←これは元アルバムのままの曲+新曲一曲)、鈴木博文氏の「SINGS MOONRIDERS(←こっちは再録)に続いて、「かしぶち哲郎SONG BOOK」を発売。ちなみに新曲ではないけどオリジナルアルバムではインスト曲だった「CLINIKA」という曲のボーカルバージョンが入ってたりする。ライダーズファンは基本すべてのオリジナルアルバムを持っていると思うので、こういう売り方はちょっとアレなのだが……というか、そろそろシングルベストを出す気は無いのかムーンライダーズ。権利が散らばってて大変なのは分かるのだが
うむ、後半(←前半もだ)、主観が入り過ぎですね……

略歴
'70s

  • 1976年、鈴木慶一名義で発売予定だった火の玉ボーイワーナー・パイオニア(当時))が、手違いで「鈴木慶一とムーンライダー」名義で発売される。手違い、しかも誤字(本当はライダーではなくライダー)という波乱に満ちた形でデビュー
  • 1977年、やっと正式なデビューアルバム『MOON RIDERS』クラウン)が発売。収録順は出来上がった物をTrack1から詰めていくという方法だったそうな
  • 同年、ギターが白井良名に交代(白井氏が「僕だけ1年遅れで20周年です」などと発言するのはこのため)
  • 同年、2ndイスタンブール・マンボ(クラウン)発売。江利チエミのトリビュート・アルバムに「ウスクダラ」「イスタンブール・マンボ」を提供したところ、没になって戻ってきたので、それを元にして作ったアルバムだとか
  • 1978年、3rd『NOUVELLES VAGUES(ヌーベル・バーグ)』(クラウン)発売。これも歌が出来た順に収録しているらしい
  • 1979年、4th『MODERN MUSIC』(クラウン)発売。今では考えられない速度でアルバム作ってますね、'70年代……
'80s
  • 1980年、5thCAMERA EGAL STYLO(カメラ=万年筆)(クラウン)発売。ライダーズの映画熱が加速。曲名はすべて映画のタイトル。しかも、ヌーベル・バーグ時代の作品、フランス・イタリア・イギリスの作品がほとんどというマニアックぶり。第三の男くらいしか観た事無いですよ私……
  • この頃、クラウンからジャパンレコード(当時)に移籍
  • 1982年、6th……と呼ぶのかどうかで議論になる作品MANIA MANIERA(ジャパンレコード)を完成、発売しようとしたところ会社側からクレーム(「こんなもの売れない」とか)があり、ライダーズ側が「じゃあ売らない」とばかりに断ったという逸話。年末にCDでのみ発売を許可したものの、当時のCDプレイヤーは高級機器でありまだほとんど普及していなかった。恨みは深いようで、LPレコードが発売されたのは1986年、しかも別会社から
  • 同年、7th…なのか6thアルバムなのか青空百景(ジャパンレコード)発売。レコーディングは『MANIA MANIERA』発売中止決定から一週間後にはもう始めていたとのこと。再生して最初に聞こえるのは、「ハエが飛んでる音」…うーむ
  • この頃、ジャパンレコードからRVC(当時)に移籍
  • 1984年、8thAmateur Academy(RVC)発売。曲タイトルがアルファベットの略称と数字だけで一貫されているのが特徴
  • この頃、RVCからキャニオン・レコード(当時)へ移籍。高橋幸宏と鈴木慶一で「T.E.N.T.」レーベルを設立。移籍、多くなってまいりました
  • 1985年、9thANIMAL INDEX(キャニオン)発売。テーマはタイトル通り「動物」。実際に聴いてみると、コジツケにしか思えない曲もあったりする(この曲動物出てこないなーと思ったら「犬歯」だったりとか)。このアルバムからLP/CDが同時発売となる
  • 1986年、10thDON'T TRUST OVER THIRTY(キャニオン)発売。蛭子能収作詞の曲(←リンク先はニコニコ動画)が収められている恐ろしいアルバム(←ぇ? 名盤です
  • この後5年に渡り長期活動休止。『DON'T TRUST OVER THIRTY』&10周年ライブツアーの疲れが溜まりまくったとか、病気してたとか、ソロ活動してたとか色々あった模様。ファミコンの「MOTHER」もこの時期ですね
'90s
  • 1991年、11th最後の晩餐東芝EMI(当時))発売……レコード会社、移籍してますな。このアルバムからLPは無くなり、CDのみの発売となる。アルバム自体はライダーズファンの多くが少なくともベスト5には入れるであろう超名盤。必聴。ウィハブケイーチィー!ウィハブトォルー!ウィハブヒロブミィー!リオミィー、クジラアーンドカシィブチィー!イッツザムウゥウゥウゥウンライダァーズ!!(チャッチャー
  • 1992年、12thA.O.R.(東芝EMI)発売。アルバム名は「アダルト・オンリー・ロックンロール」の略
  • その後3年間音沙汰なし、この間にレコード会社も東芝EMIからFun House(当時)に移籍
  • 1995年、武道館でライブをやるぞ!的な事をいきなり言い出す。ファンの反応はさまざまだったと思うが、多くは「スゲーなあ、無理だけど」だったんじゃないかと勝手に考えてみる。その後?頓挫したに決まってるじゃないですか…
  • 同年、この一年の計画みたいなのを発表。まずカバーアルバム、次にセルフカバーアルバム、最後にニューアルバム出しますというもの。信じてなかったけどちゃんと年内に3枚とも出てビックリ(←ファン?
  • 同年、3枚出す計画の1枚目『B.Y.G. High School Basement 1』(Fun House)発売。ミニアルバムでしかもカバーだけど、意外とジャンルが多岐に渡っていて聴き応えがある
  • 同年6月21日、ムーンライダーズ最大の危機と言われる全日空857便ハイジャック事件が発生。加藤登紀子のバックバンドの一員だった武川氏が巻き込まれた
  • 同年、3枚出す計画の2枚目『Le Cafe de la Plage』(Fun House)発売。同じくミニアルバム。で、ムーンライダーズの過去曲を自らカバー。タイトル(日本語で「海の家」)通り、南国風というか、ノンキな感じのアレンジが多い。一部の曲は歌詞も変更している
  • 同年、3枚出す計画の3枚目にして13th『ムーンライダーズの夜』(Fun House)発売。発売前の仮タイトルは『In The Dead of Night』。Track1〜2に「PRELUDE TO HIJACKER」「帰還〜ただいま〜」という、ハイジャック事件について触れた歌が入っている。ライブツアーでは武川氏が「ただいま」と呟くところで客席から「おかえり〜!!」と答えるシーンもあった
  • 1996年、14th『Bizarre Music For You』(Fun House)発売。20周年記念という事で、曲は14曲だがTrackは20まであり、Track15〜19は無音、Track20にはちょっとしたオマケが入っている
  • この頃、Fun Houseからキューン・ソニー(当時)に移籍
  • 1998年、15th『月面讃歌』(キューン)発売。ライダーズのメンバーが作詞作曲録音までした歌のアレンジを他人に任せるという、どう表現していいのか良く分からない作成方法を取っている
  • この頃、キューン・ソニーから、古巣のワーナー・ミュージック内レーベルのDream Machineに移籍
  • 1999年、16th『dis-covered』(Dream Machine)発売。前作『月面賛歌』を自分たちでリアレンジし直したもの
'00s
  • 2000年、何故かDream MachineではなくJoy Rideからミニアルバム『Six Musician on Their Way to the Last Exit』20周年ライブアルバム『a touch of fullmoon shows in the night』を発売
  • 2001年、17thDire morons TRIBUNE発売(Dream Machine)発売。「Dire morons」はMOONRIDERSのアナグラム。好きですね、こーゆーの
  • 2004年、遂に安住の地となる(といいなあ)Moonriders Recordsを設立。もちろんDream Machineから移籍
  • 2005年、18thP.W Babies Paperback(Moonriders Records)発売。鈴木兄弟の父親、鈴木昭生氏が「スペースエイジのバラッド」にナレーションで参加(昭生氏は元々『トワイライト・ゾーン』のナレーションの吹き替えをしていた)
  • 2006年、19th『MOONOVER the ROSEBUD』(Moonriders Records)発売。
  • 2009年、20thTokyo7(Moonriders Records)発売
……予想はしてたけど長かったなー。
2004年過ぎてやっと落ち着いてきた感じですが、とてもOver 50, 60のオヤジ達のバンドとは思えない活動っぷりですね。

次回は'70年代のアルバムを詳しく見ていきます。三日坊主にならないように頑張ろう。うむ。



posted by DrivenSander at 01:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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