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2011年05月13日

弱虫ペダル(1〜16巻)/渡辺航

えー。ムーンライダーズの70年代編をお送りする予定でしたが、今の自分の気分にビシッ!とキちまったマンガを読んでしまったので、予定を変更してそちらの作品の感想に代えさせて頂きます。
友人から既刊16冊をドッカと渡された訳ですが、まさか数時間で読み終わってしまうとは思いもしませんでした……早く!続き続き!!

私が音楽や楽器、怪獣映画、などとならんで「趣味」といえる物にロードバイクがあります。ま、楽器や映画はとりあえず置いといて、ロードバイクの話を少々。
自分でロードバイクに乗るのも良いですが、せっかくだから世界一ロードに乗るのが上手い奴らのレースも観賞します。日本ではスカパー等で観賞できるJ SPORTSという大変ありがたいテレビ局があるので、J SPORTS 1, 2, ESPN, PLUSを契約します。これはもはや日本のロード好きの常識と言えましょう。

ちなみに、この5月は世界三大ツール(グランツール)の1つ「ジロ・デ・イタリア」が開催中でございます。私は見ていません。何故か!? いや、スカパー料金未払いで見られないだけなんですけどね……うおお、すげえ見てえようー!
三大ツールのもう2つは7月の「ツール・ド・フランス」、8〜9月の「ブエルタ・ア・エスパーニャ(スペイン)」。この三大レースはJ SPORTSで生放送されます。

もっとも「三大」と言ってみた所で、世界一のレースはツール・ド・フランスと決定しておりますので、生放送のレベルも桁違いです。ジロやブエルタは各ステージのコースを半分以上過ぎたあたりから始まってゴールするまでの放送ですので、100km以上コースが残っている事はそうそうありません。
しかし、ツールは別格ですので、基本スタートからゴールまでを生放送。もちろんチーム・選手も世界最速の方々が集まっています。ツールのスゴ味、分かって頂けましたでしょうか?

で、これはバンド演奏の映像や、マンガ・アニメで楽器が出てくるシーンなどを見ている時にもついやってしまう私の癖なんですが、曲そっちのけでギター・ベースのブランドの確認をしてしまうんですね。

…とかなんとか、まあ、そういう事を考えている訳ですが、これがロードバイクでもやってしまうんですよね。

私が見るロードレースはチーム対抗である事がほとんどなので、チームはほぼ全員フレームやパーツ、ホイールにヘルメット、同じ物を使う事になっています(コンタドールの様な例外も稀にいますが……)
見やすくて分かりやすいのはいいんですが、色んなブランド・ビルダーの製品を見てみたい私の様な機材フェチ(←見るだけだが)にはちと物足りんのです。

で!そこ行くとこのマンガ(そうだ、ロードマンガの感想だった)に出てくるフレームビルダーの多い事多い事。良くもまあバッティングする事も無く、これだけのビルダーを登場させたもんだなあと思います。
まず主人公が名無しのママチャリ、そしてビルダー不明のクロモリフレーム。良い!すげえ良い!!
総北高校は今泉がSCOTT、なかなかシブい選択。鳴子はPinarello、実は金持ちだろお前! 杉本は……COLNAGOだとぉ!?間違い無く成金。2年 手嶋はCannondale、MTBかと思うほどゴツいんだよな、このメーカーは… 青八木は……コラテック?知らないなこれ。金城主将はTREK、好きなキャラだから同じTREK乗りでちょっと嬉しい。田所はSpecialized、USA製はカタいイメージあるからちょうど良いかも。私のイチオシキャラである所の巻島はTIME…うーん、タイムかぁ。まあ、TIMEとLOOKはカーボンフレームで知られてるし、あの走法にはカーボンのしなりが必須だしねw フランス製ってのもイメージに合ってるな。

箱根学園。真波はLOOK、やはりカーボンでフランス製か…ところでメガネの委員長に追っかけ回されるてるの、正直羨ましいです(←ロード関係無い)。福富主将はGIANT、えーと…身体がデカいから? 荒北はBianchi、お前白人か!?(←そうじゃねえ)しかし、黄色い魔術を使う楽団がいる国における一介のYELLOW MONKEYと致しましては、どーもビアンキ(イタリア語で「白色・白人」)のイメージってそそられないんだよなあ。どうでもいいですか。そうですよね。巻島のライバルの東堂はRIDLEY、正直印象が無い(汗 新開はServelo、くそう!おかねもちめ!!(←こればっかっすな…) 筋肉野郎泉田はBH……これも印象ないな。泉田はむしろ筋肉に「アンディ」「フランク」って名前付けてるところに大爆笑しました。好きなんだろうなあ、シュレク兄弟。
箱根学園のキャラは個人個人の物語を背負ってるヤツが多くて好きですね。主将、東堂、新開のエピソードは話に深みが出て良いですね。「アブ アブ アブ アブ」が物語かどうかはちと、こう、なんかアレですが(汗

京都伏見。俺このチームっつーか御堂筋キライー!いやまあ、そういうキャラなんだから仕方ないんだけども。でもキライ。コイツの乗ってるDE ROSAに乗る事は一生無いでしょう。いや、コルナゴもピナレロもサーベロも乗るチャンスは無さそうですが。
石垣はANCHOR、おお日本車。後のメンバーは不明(汗 まあ、ザク扱いされてるしなあ……

そいえば何年か前に、ガンダムをモチーフにした折り畳み自転車と、ザクをモチーフにしたMTBがありましたね>1年戦争が蘇る!? バンダイがガンダムとザクの自転車を販売
このZAKU-IIのMTBが近所のコンビニに止めてあった事がありまして、塗装がザク色とかジオンのエンブレム付いてるとかだけじゃなくて、アウターワイヤーがザクの動力パイプを模した形状になっていたりと、かなりこだわって作られたご様子。ガンダムと自転車、双方に対する愛情が感じられましたね。

ところで、このマンガの著者さんであるところの渡辺さんは、フレーム素材について極めてシンプルに分かりやすく、重い順に クロモリ>アルミ>カーボン と書かれていましたが、現在の技術はハンパでは無い様で、超薄いクロモリやアルミのパイプを使用したフレームの軽量っぷりは尋常ではないようです。なにしろ限界まで金属を薄くしているモンだから、体重制限があるという。しかも80kg制限とかならまだ理解出来る物の、70kg制限、60kg制限まであるという。60kg制限のフレームで組んだロードバイクに乗れる人は、日本人の成人男性ではかなり限られそうですな。プロの女性用?
あとは、フレームが凹んだり、凹んだところにガムテープを貼って引っぺがすと直るほど薄いとか、毎日乗ると壊れるから決戦用フレームとしてしか使用禁止とか、様々なフレームが作られているようです。

私のイチオシ(持ってないけど)はチタンフレーム。しかもそれを塗装せずにシルバーカラーのまま、ロゴマークだけ入れて使ってみたいですね。ちなみにチタンはクロモリの半分の重量で、同程度の頑丈さが得られるそうですよ。チタンフレームで有名なのはLightspeedなどですが、フレームが太いのがちょっとなあ。一昔前にPinarelloの姉妹ブランドであるOperaが製造していた、細いチタンパイプでホリゾンタルに組み上げられた完成車……あれは美しかったなあ。廃盤になっちゃったみたいですけどね…

私が実際に持ってるのはTREKの「んー、まあ許せるかな」という程度の太さのアルミフレーム・クロモリフォークのロードバイクです。まあ、実売6万円では文句は言えまい。分からない人もいると思いますが、普通6万円でロードバイクは買えません。近所のショップの閉店特価だったから、閉店後はメンテのやり方も分からないし、タイヤ交換ひとつにもずいぶん苦労したものです。
本当は極細クロモリフレームの、ちょっとレトロなロードバイクが好みなんですよね。だから『弱虫ペダル』の主人公がクロモリフレームに乗ってるのは単純に嬉しい。お、やっと話が戻ってきたな(汗

なんというかね、多少なりともロードバイク・ロードレースを聞きかじった程度の半可通でも、語りたくなってしまうんですよ、このマンガはね。
燃える展開が多数用意されているのも実に良い。
その昔、島本和彦先生の『逆境ナイン』を読んで感銘を受けた私は、その後ハマったロードレース観戦と「逆境」を組み合わせてみてはどうか!?と考えた事があるんです。
逆境ナインは野球のマンガで、基本ギャグマンがなんですが、熱いシーンがそこかしこにあるんですよ。野球の試合でピッチャーの主人公、最初の打者にピッチャー返しを食らい、そのまま意識不明に。気が付いたらセンターで寝ている主人公。スコアボードを見るとかなり回が進んでいて、相手との点差はなんと100点以上!。ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ「これが!」「これが!!」「これが!逆境だ!!!」
そこから始まる反撃。間違い無くギャグマンガ。だが、熱い!そんなマンガです。あ、同じタイトルの映画ありますけど、うんこなので是非とも無視して下さい。

そんなこんなで私は『逆境ツール』的な物を考えていた訳ですが、やはり主人公が落車して、気が付いたら「野球で100点差」クラスの逆境に陥っていると。そのクラスというと、やはり最後尾でタイム差もすごい事になってるよな。そこから巻き返そうとするんだけど、前には集団がいて先に進めない!どうしよう!そこで主人公が取った作戦とは……
……みたいなのをボンヤリと脳内で温めていたんですが、あの、えーと。『弱虫ペダル』でやってんじゃん!その展開!! とはいえ、先を越されたーとほほーという気分ではなく、よくぞ妄想の形にすらなっていなかった熱い展開を描いて下さった!と、もう、お礼をしてもしても追い付かないくらいです。あ、あと、渡辺先生がテレパシーを使えるとは思っても見ませんでした!(←それは妄想です

続巻、楽しみに待っております! いやあ、久々に熱いマンガ読んで、連日雨のウサも晴れましたよ。



posted by DrivenSander at 05:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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